日付 H07__ 教区 中部教区 通信員 田邊円祥
トピックス 寺町妙本寺
大改修
場所 寺町・妙本寺
 名古屋市寺町妙本寺(宮口昭英住職)は平成八年が創立六二十年となる。応永年間の初頭、門祖日陣聖人の教化により法華宗に改宗して六百年の歴史をもつ古跡道場である。同寺の庫裡は明和四年(一七六七)の再建で、以来二百二十余年の歳月がたっている。徳川中期の建物で表玄関は天井飾梁で訪れる人が一様に感嘆の言葉を発する。しかしこの間、濃尾、遠州灘、東海の各地震、伊勢湾台風等の天災にあい、その度の応急修理はしたものの、近年屋根や土台等の風化、損傷が激しく本格的修理が必要となった。

  平成五年十一月に始められた工事は順調にすすみ、翌年十一月には全て完成の域に達した。内容は会議室新築、庫裡全般大改修、大駐車場整備である。新築、改修はもちろんであるが、今般特に注目されるところは、駐車場の整備である。今迄の庫裡の裏庭に約五百平米の一階に相当する人工地盤を造り、その上へ庫裡を約三、五メートル持ち上げて引屋移動した。その分広がった入り口より庫裡床下にいたるまでの大駐車場を新築したものである。車社会といわれている現代、同寺の諸行事にも自家用車で参拝される檀信徒が増え、今度の大改修にあたり駐車場整備は必要不可欠なものであった。ちなみに収容台数は約五十台である。

  このたびの記念事業は住職、総代役員、檀信徒一同、異体同心となって協力し完成したものであり、落慶大法要は総本山開創七百年にあわせ、平成九年の春三月にとり行なわれる予定である。