| 日付 | H03__ | 教区 | 北陸教区 | 通信員 | 金子光昭 | ||
| トピックス | 「ひと筋の道」 上梓さる |
場所 | 井田・妙法寺 | ||||
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北陸教区井田妙法寺ご隠寮の谷村舜能師(ペンネーム・谷邨利清)がこのほど歌文集「ひと筋の道」(A5版三百頁箱入)を上梓された。 このほど北日本新聞、文化欄に富山県歌人連盟の副会長久泉迪雄氏が次のような論評を掲載された。 第三歌文集「ひと筋の道」を刊行された。巻末近くに収められた一首 世に残らむ歌は成らねどひたむきにひと筋の道歩みて老いぬ からの命名である。今年の春傘寿を迎えたのを機会に、四十年余を勤めて妙法寺住職を辞任した記念という。 さて新著には、最近三年間に詠まれた短歌の中から三百七十首を選び、また過去に執筆した歌論、歌評十九編を選んで収録している。 師である山上ゝ泉、尾山篤二郎の教えに従う著者の作歌姿勢は、一貫して本書でも変わらず、静かな回想の歌にしみじみと人生の重みを感じさせるものが多い。とりわけ亡妻への追憶の歌は五十六首、収録作品数の二十%を占めている。 新盆の妻の墓のべ草なかのいたくちひさき虎杖も刈る 本書の特色の一つに、著者の先師尾山篤二郎への傾注をあげねばならない。文集の中の「尾山篤二郎研究ノート」四編をはじめ随所に写真、引用歌を収めて、著者の出会いからの回想を含めその業績を追慕している。これらは合わせて近代短歌史の貴重な資料をなすものと言えよう。「尾山篤二郎全歌集」刊行に尽力された著者の功績も思い起こされる。 「俘虜日記」は著者が従軍のおり、グアム島収容所において英文で綴った日記の和訳で、著者の知られざる体験の公開として感慨深く読んだ。 (県歌人連盟副会長 富山市) |
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