日付 H13_ 教区 北海教区 通信員 荒川元秀
トピックス 函館・一乗寺
山号額手作り
場所 函館・一乗寺
 北海道函館市松陰町の一乗寺(荒川元佑住職)の檀家大畠力さん六十一歳(七飯町大川)が、同寺の山号額を手作りで完成させ、十一日に奉納した。檀家手作りの山号額は珍しく、入り口に掲げられた額を見上げ、荒川住職も「大切にしたい」と喜んでいた。大畠さんは三年前に木などを彫り書を表す刻字を始めた。自宅に飾っていた作品を同寺裡の荒川元秀師が見て、一月に制作を依頼した。二人で技法や色合いを話し合い、市内の寺の山号額やすし店の看板を見て回り、イメージを固めてから大畠さんが制作に入った。

  横一・四メートル、縦○・五メートル、厚さ約十センチのホウの板に、一乗寺の山号「大国山」を刻んだ。字の真ん中に立体的に膨らみを持たせる「かまぼこ彫り」で、幅の違う数種類のノミを使いながら丁寧に彫りあげた。

  苦労したのは、文字に金色を付ける時。始めは金ぱくを張り付けたが、うまく付かず、試行錯誤の末、特殊な塗料で金色を塗りつけた。板も同寺の外観に合うように、焦げ茶色に塗り、二か月ががりで完成した。

  寺の入り口を飾る労作に、大畠さんは「軽い気持ちで引き受けたが、これからずっと、ここに掲げられるかと思うと、身が引き締まる思い。感無量です」と笑顔を見せた。