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日蓮大聖人のおことば 布教誌『宝塔』に連載中の「日蓮大聖人聖訓カレンダー解説」より解説者の役職・所属寺院名などは掲載当時のもの

常の所行は題目を南無妙法蓮華経と唱べし

解説:学林教授・中原  本門寺住職 光林 孝玄

常の所行は題目を南無妙法蓮華経と唱べし

  大聖人は、私たちの日常への指針として、「藏のたからより身体の財、身体の財より心の財第一」と示され、清らかな心(健全な精神)を本となすべきことを教えられています。

 私たちの心の持ちようは、肉体(健康面)のみならず人生、生き方に大きな影響をもたらします。心は言葉に、言葉は行動に、行動は習慣に、習慣は人生に……と影響を与えていきます(色心不二)。

 幸いにも、私たちは生まれたときから盆や彼岸、お年忌などの儀礼を通じてご先祖さまを大切にする「常の習慣」が日常に融け込み、また家庭にはお仏壇があり、仏天・祖先たちとともに歩むという良き習慣、伝統の中に身を置いています。

 大聖人は、私たち一人ひとりにお題目の合掌信行の習慣をかん しょうされつづけました。

 みほとけを仰ぎ、「南無妙法蓮華経」とお唱えする信心の中に心を置くことは、人生のかんなんしんしょうの大海を渡る大船に心を乗せることであり、どんな大風の前にもして倒れる事なき大黒柱を心に築くことでもあります。

 起床・就寝時・毎食前・食後・および仕事の前後に合掌を結ぶことを「十拝合掌」と申します。

 仏・天・ご先祖さまに感謝をささげ、一日十拝の合掌を行う習慣を身につけ、日々の営みを大切にしたいものであります。

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